好きな街はどこですか?秋田県本荘市です。行ったことないんですが
今週のお題に沿って、「好きな街はどこですか」という文を書きます。
秋田県の南側海岸沿いに本荘市と言う地図上では見るからに可愛い町があります。
ただそれだけのイメージで好きなんです。
秋田県の男鹿半島と言うところには行ったことがあります。
まるで映画「ロードオブザリング」のような光景が広がる不思議な場所でした。
男鹿市と言う市であるのにもかかわらず、民家があった覚えが無いです。
草原の中に丘があり海が見える、空は晴れているのに曇っているような色でした。
国内にあんな幻想的な町があるなんて信じられませんね。
ぜひ行ってみるべきです。
それで本荘市ですが、全然知りません。
知り合いのお婆さんの出身地だそうで、「ただのド田舎、なんにもないよ」と言ってましたが、地図上では不思議シティのイメージが色濃いですね。
富士山のような整った形の高山である鳥海山のすぐそばで、日本海沿岸のちょっとした平野が本荘市です。
なぜ、こんなちょっとした平野なのかと言うと、子吉川という微妙な長さの河川がありまして、その支流などの大きさに合わせた微妙な平野なのです。
ところが、10年くらい前に周辺の自治体との合併があったようで、現在は由利本荘市という名称に変わっています。
これはあまり可愛く無い名前ですね。
合併してもそれほどは大きくなっていないようですが、鳥海山の北側が本荘市に含まれるようになったことは重要かも知れません。
なぜ知らない街が好きなのかと聞かれても、私の場合は好きな町は大体知らない街です。
知ってる街は生々しすぎて創造力を発揮できないのです。
ちなみに私が住んでる「池袋」と言う街ですが、うんざりするほど生々しいですね。
本庄市というと埼玉県の北部、群馬との県境の市を連想する人が多いかとは思います。
しかし、車で良く通ったので印象が薄いですね。
あの辺の市は特に個性が感じられないような気がします。
住民のせいでは無いです。関東平野は没個性的な風景が多いのです。
秋田県は大変な過疎県で、微妙な街である本荘は4万5千人と言うやっぱり微妙です。
日本海側が表日本であった戦国時代以前であれば港町として栄えていたのではないかと言う思いますね。
出羽の戦国大名最上義光の時代は由利郡は由利氏という豪族がいたらしいのですが、関ヶ原の戦いの後、徳川家康は関東を治めるにあたって上杉と共に邪魔だった佐竹氏を出羽に送ります。
その代わりに出羽の豪族の多くは常陸に移されたそうで、大移動が起こったそうです。
伝説では佐竹氏当主の佐竹義宜は怒って常陸の国の美女を全部連れて行ったため、秋田美人のものととなったとかなんとか。
最上義光は出羽の大名とは言っても伊達政宗の米沢に近い酒田あたりを本拠地にしていたようなので、本荘市周辺も栄えたのではないかと想像します。
佐竹氏は久保田藩と言って現在の秋田市に城を構えたので、現在の秋田県の形が出来上がったと思います。
幕末になって佐竹氏は毛利氏と共に最も徳川を憎んでいた大名として日本海を通して連絡を取っていたと言われ、戊辰戦争では東北列藩同盟に囲まれていた佐竹氏はいち早く薩長に組して会津や仙台を背後から攻撃したのです。
まるで異星のような幻想的風景が広がる男鹿半島から百キロくらい離れた本荘市もまた、スペースオペラに登場する不思議シティのイメージです。
イメージだけなんですけどね。
本当は・・・多分いかないほうがいいかもしれないです。
酒田は言ったことがあります。
39度とか記録してました。
当時の日本での最高気温更新の瞬間。
そんなこともあって本荘には異星的な印象があるのかもしれません。
言ったことも無い街が一番好きな街。
そんなわけないんですが、なんとなく浮かんできたので書いてみました。
一気に書いたので明日にでも読み直してみます。
とんでもない乱文でした。
それでは、またいつか更新を。