AIに奪われる仕事 奪われない仕事
タクシーの仕事がいつまであるのかを中心に考えます。
個人タクシーは別でいいです。
まずタクシーと言うのは非常に古い時代からあると言うことですね。
1953年の映画「ローマの休日」では現代と同じスタイルのタクシー運転手が登場して非常に印象に残りました。
日本でも戦後すぐに、もう現代と同じスタイルのタクシーの営業があり、ほとんどヤクザが仕切っていたと聞きました。
当時の料金形態は分かりませんが、昭和20年代後期ではメーターを倒すと言うやり方で現代と全く同じタクシーが存在しているのです。
その後変化したのは、自動ドア、無線、電子メーター、クレジット決済、ナビ、ETC、電子マネー くらいで、電子マネーの普及率は半分以下です。
スマホ時代に合わせてアプリで呼ぶとかやってますが主流では無いようです。
はっきり言って戦後ちょっと経った頃のタクシーからほとんど変化してませんね。
士業がAIでピンチになってるのと比べても、タクシーの人員は減らすことは出来ません。
車一台につき運転手が一人、これは運送業界では絶対に崩せない砦です。
では、AIの進化によって職業が奪われた場合、全員タクシー運転手になるのか?
などという、想像もできなかった未来さえ見えます。
職業のトップと言われるような業種は、すべてAIのほうが効率よく安全です。
政治家、官僚、医師、弁護士、設計士、会計士、金融関係、IT業、コンサルタント、裁判官、外勤務以外の警察、などは現時点でAIの方が優秀だと言われています。
現在、AIよりも人間の方が優秀と考えられている職業はそう多くないんですが、自動車運転はあと30年は人間が君臨しそうです。
無人自動車について一時話題になりましたが、道路を無人の車が走っている状況を想像できますか?
道路の方を整備する部分が多すぎて、ちょっとやそっとでは実現できませんよ。
道路に突き出た電信柱さえ10年や20年では到底無くせないと言うのに。
無人運転タクシーの可能性を考えた場合、他の車も全部無人にしたうえで地下鉄のように道路に飛び出せない様に作り替え、2輪車もすべて無人化強制で最後にタクシーではと考えられます。
営業状態から言ってバスや宅配便やトラックのほうが先に無人化になります。
映画「トータルリコール」での完璧な街路整備(空中道路)でさえ無人タクシーはトラブルに対処できていません。
この映画の世界は西暦2150年くらいじゃないですか。
ウェイトレスや理容師やおまわりさんは人間のほうが優れているでしょう。
相当広いオフィスのタクシー運転手適性検査という国交省の天下り施設があって、10年前は20人くらいの職員がいて盛況だったのが、最近行ったところ職員は二人だけでパソコンが並んでいるだけの寒々とした状況でした。
これ、はっきり言って職員要りません。警備員だけで運営できます。
忙しそうに歩き回っている、霞が関に乱立した省庁のビル群ですが、あれってコンピューターが数台あれば職員要らないんじゃないの?
タクシー見て運転手要らないと思う人はまだ居ないでしょう。(評判は悪いですが)
美容師見て美容師いらないって思う人も居ません。
ずーっとパソコン見てて患者の顔を見ようとしない医者はどうでしょうか。
医者に必要なのは仁の部分だけです。知識も応用もAIのほうが圧倒的です。
手術は土方の一種なので機械じゃ難しいようですが、手術するかどうかの判断はAIのほうが優れていることが証明されているようです。
AIの進化に伴って20世紀では想像もできなかった未来が見えてきました。
利権にしがみ付いていた世代もリタイヤしつつある現状で世の中は確実にあらぬ方向へと変わっています。
10年後「日本円」は通用しているんでしょうか?
仮想通貨の一つが世界共通通貨になってるかもしれませんね。
最近、北朝鮮のかりあげクンが未来志向でかっこよく見えてきた。
安倍ちゃんやトランプが過去の遺物のように見えてきたのです。
世界はどうなることやら。
まあ、私は貯金はせずにローンだけ返しますw